for文

for文は、ループ(繰り返し)処理を記述する文です。

次のように、()括弧内に初期化の式、ループ継続条件式、処理実行毎に実行する式;セミコロンで区切って記述して、{}括弧内にループさせる処理を記述します。

for (初期化の式; ループ継続条件式; 処理実行毎に実行する式)
{
   処理
}

※処理が単文の場合は、{}括弧は省略可能です。

サンプルコード

int i;                // 整数変数「i」を宣言
for (i=0; i<3; i++)  // 「i」を0に初期化、「i」が5未満ならループ継続、処理実行毎に「i」に1を足す
{
   Print(i);          // 「i」の値を出力
}

上記のサンプルコードでは、整数変数iを宣言しておいて、変数iの値をループ継続条件にしています。上記コードを実行すると次のようなループ処理になります。

for文開始時
変数iの値 初期化の式i=0が実行され、変数iの値は 0
ループ継続判定 i<3なので処理を実行
処理内容 Print(i)を実行(「0」と出力されます)
for文ループ
変数iの値 処理実行毎に実行する式i++が実行され、変数iの値は 1
ループ継続判定 i<3なので処理を実行
処理内容 Print(i)を実行(「1」と出力されます)
for文ループ
変数iの値 処理実行毎に実行する式i++が実行され、変数iの値は 2
ループ継続判定 i<3なので処理を実行
処理内容 Print(i)を実行(「2」と出力されます)
for文ループ
変数iの値 処理実行毎に実行する式i++が実行され、変数iの値は 3
ループ継続判定 i<3ではなので処理を実行しません
処理内容 なにもせずfor文を終了

()括弧内の式の省略

()括弧内の初期化の式、ループ継続条件式、処理実行毎に実行する式はどれも省略可能です。
for(;;)とすると、while(true)と同じ意味になります。無限ループに注意しましょう。